それは、小さな挑戦から始まりました。

●当社の基盤を築いた製パンミキサー

 創立以来、製パン用ミキサーを中心とした技術開発に携わってきた当社。
ここから現在の「国松工業」へと向かう大きな転機が、昭和25年におとずれました。米軍から払い下げられる電気冷蔵庫の修理を担当しないかという話が、当時の取引先から持ち込まれてきたのです。これが当社と冷凍・冷蔵技術との出会い。日本ではまだ、氷を使った冷蔵庫が主流の時代です。福岡はおろか日本国内にも、この技術に精通する企業はほとんど皆無の状態でした。しかし持ち前の技術魂から当社はこの仕事を引き受けました。当初は図書館に通い詰め、アメリカ本国の専門書の図解を頼りに修理に取り組んだというエピソードも残されています。以来半世紀近く、蓄えてきた技術力やノウハウは数え知れません。現在多くの取引先から寄せられる信頼の背後には、こうした歴史的背景が秘められているのです。